赤ちゃんが欲しかった30代始め頃・その16【最終回】

不妊治療を開始して１年半、心身ともに疲れが溜まったことで
一旦治療をお休みして半年くらい。
その後病院を変えて１からリスタートを切りまた半年。

ちょうど７年前の今頃でした。

先生が
「年末に良い知らせが出来たね」
「良い年が越せますね」

そうおっしゃってくださいました。

お腹の中に初めて宿った小さな小さな命。

あんなに待ち焦がれたのにいざその時を迎えると
実感がわかなくて。

主人は後にその当時のことを
「実は俺も辛かった」

と振り返っていました。

肉体的には女性の方が大変なのは百も承知だから
当時は愚痴一つこぼさず気長に付き合ってくれた主人。
かと言って友だちや家族に相談出来る話でもなく。

一人で耐えていたのだと知った時、
申し訳無さでいっぱいでした。

その分喜びは何倍にも膨れ上がりました。
これから始まる妊婦生活に期待と不安も混じりつつ
私の不妊治療はここで一旦終了しました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
なんか間に時間が空いたせいでめちゃくちゃ長編になってしまいましたが
内容は当時を思い出しながら正直に書いたのでリアルが詰まっています。

何を伝えたかったかと言うと
もし今不妊治療で悩んでいる方がおられるとして
その方に、何か有益な情報がお伝えできたらということと。

そして不妊治療を頑張っている時って孤独だと思うんですけど
決して一人じゃないんだよ、ということをお伝えしたかったのです。

それに私の時は７年前ですからね。
日進月歩の進化を続ける医療ですから
当時より断然技術的にも進んでいると思います。
私が足掛け２年半くらいかかった治療も
今の技術なら半分くらいで済むかもしれませんし。

そもそも治療に行くのが怖い。
痛いのが嫌。

っていう方もおられると思うのです。
でもその根底に「本当は行きたい」という気持ちがあるのでしたら
少しでもそれを後押しするお手伝いができたらと思って書きました。

これから赤ちゃんを迎えられる予定のすべての方に
またはすでにママになったあなたにも
幸せな子育てライフが訪れますように。。。。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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